どうもこんにちは。"Gakkika-House"管理人の佐藤です。今回は、私が物件探しをしていた頃からずっと感じていた疑問、「なぜ防音物件はこんなに少ないのか」についてお話ししようと思います。楽器をやっている方なら一度は思ったことがあるはずです。「需要は絶対あるのに、なんで増えないんだろう?」と。私自身、ドラムのスタジオミュージシャンを志して名古屋から上京したとき、ドラムが叩ける物件なんてそもそも数が少なく、家賃もとても高くて、自分の選択肢には入りませんでした。その理由は、オーナー側の事情を知ると見えてきます。

理由その1:防音工事のコストがとにかく高い

まず大前提として、本気の防音工事はお金がかかります。壁に吸音材を貼るくらいでは生楽器の音は止まりません。よく「吸音材を貼ったら防音できますか?」と聞かれるのですが、吸音と遮音は別物で、音を止めるには質量と空気層が必要です。壁・床・天井を二重構造にして、ドアも窓も二重にして、換気経路まで対策して、ようやく「音が出せる部屋」になります。私は3軒のシェアハウスを自分の手で防音改修してきましたが、向ヶ丘遊園ハウスは団地の一室を約1年かけて防音工事しました。2重ドア・2重窓にするだけでも、普通の内装工事とはまったく別物の手間と費用がかかります。これを業者に丸ごと発注したら、普通のリフォームの何倍もの金額になるのは想像がつくと思います。

理由その2:かけた費用を家賃に転嫁しにくい

ではコストをかけたぶん家賃を上げればいいかというと、これが難しいんです。借りる側のミュージシャンの多くは、収入がまだ安定していない若い人たちです。私もそうでした。防音のために家賃が倍になったら、結局誰も借りられません。一般的な防音マンションが高額になりがちで、十分な収入がある方でないと維持が難しいと言われるのはこのためです。「工事費は高いのに、家賃はそんなに上げられない」。オーナーから見ると、回収に時間がかかる投資に見えてしまうわけです。

理由その3:オーナーにとって「音を出す入居者」はリスクに見える

もうひとつ、見落とされがちな理由がこれです。普通の賃貸オーナーにとって、楽器を弾く入居者は「近隣トラブルの種」に見えます。苦情が一件入るだけで、他の入居者の退去につながるかもしれない。それなら最初から「楽器不可」にしておいたほうが安全だ、という判断になります。需要があるのは分かっていても、わざわざリスクとコストを背負ってまで防音物件を作る理由が、普通のオーナーにはないんですね。つまり「コストが高い」「家賃に乗せられない」「リスクに見える」の三拍子。これが、需要があるのに防音物件が増えない構造の正体だと私は考えています。

だから、自分で作ることにしました

この構造に気づいたとき、私の結論はシンプルでした。「ないなら自分で作るしかない」。音楽仲間と一軒家をシェアして自分で防音室を作った経験を経て、2018年に川崎市宮前区で梶ヶ谷ハウスを着工。基礎的な防音施工から電気工事、内装まで自分でやるようになり、現在は川崎市内に3軒の防音特化型シェアハウス"Gakkika-House"を運営しています。9〜21時は音出し自由、礼金ゼロ、初期費用は敷金1ヶ月と日割り家賃のみ。「音を出せる住まい」を探して苦労している方は、ぜひ一度公式LINEからお気軽にお問い合わせください。内見のご案内もしています。

Gakkika-House 公式LINEはこちら